YouTubeで福祉用具を紹介|スライディングボードの使い方やポイント・コツを解説|やしのきリハビリ訪問看護ステーション
2022/06/02
スライディングボードの使い方を徹底解説
明日から使えるスライディングボード
福祉用具の中で、私がもっと普及してほしいと願うものの一つが"スライディングボード"です。介護職員はどこも人材不足と言われています。その忙しい状況の中で、重介助の方を車椅子に移乗させることは至難の業・・・。
日々の業務に追われながらの介助は、気をつけていてもどうしてもミスが出たり、慌ててしまったりしてしまい、最悪の場合は利用者様の体を傷つけてたり、転倒・転落等の事故に繋がったり、介助者自身の腰を痛めてしまったりしてしまいます。
また、介助量の多い方の移乗は2人介助が望ましいのですが、実際に2人介助をしようにも人手が足りません。夜勤帯ではなおさらです。
そんな時に役に立つのが"スライディングボード"です。本来2人で介助をしたほうが望ましい方に対しても、スライディングボードが1枚あれば簡単に1人で移乗ができてしまいます。使い方を間違えなければ事故も起きにくく、また使い方も非常に簡単です。
利用者様のお尻の下に板を滑り込ませてベッドと車椅子に架け橋を作り、そこをゆっくり滑っていく・・・。すごく簡単に移乗ができます。ある程度体格差があって全介助の方にも可能です。もちろん全てのケースに対応できるわけではありませんが、多くのケースに活用可能です。
介助者の負担が軽減されれば、もちろん利用者様の負担も軽減します。お互いにとって安全・安心した介護生活が送れると思いますので、もっともっと普及してほしいものです。個人的には、在宅で介護されているご家庭には一家に1枚、施設や病院にはフロアごとに1枚、病棟ごとに1枚は置いてほしいところです。しかし、なかなか導入されないのが現状で、少なくとも1施設に1枚はほしいところですね・・・。
少しでも介護されている方の負担が少なくなることを祈っています。
弊社のYouTubuでもスライディングボードの正しい使い方や、ポイント・コツを解説しています。便利なものでも適当に扱うと事故に繋がりますので、動画を見ていただき、少しでも参考になれば幸いです。動画は下記のボタンよりご視聴いただけます。